ECサイト(ネットショップ通販)を始めるデメリットとは?

ECビジネスは、誰でも簡単にスタートできます。だからこそ、参入障壁が低い世界は競争も激しい業界であることをきちんと認識しておくことも肝心です。

ECの黎明期には「インターネットで物が買える」というだけで、飛ぶように売れた時代もありました。ECであることそれ自体が優位性となっていました。

ところがネットショップが急激に増える成長期においては、価格競争が激しくなり、多くのネットショップが価格競争に疲弊する事態に陥りました。一番簡単な販促である「価格を下げる」という方法だけではビジネスはなかなか安定させることは難しいのです。

価格+アルファの差別化ポイントを決める

価格競争で疲弊すると、体力のない企業からどんどんと脱落(倒産)していきます。

コンセプトのしっかりした、魅力ある商品を持つことを忘れ、価格だけで勝負すると失敗する可能性が急激に高くなってしまうのです。

最近では、単に価格が安ければいいという考え方ではなく、商品自体のオリジナリティや付加価値、さらには買い物自体の楽しさや利便性の高さなどによってショップが選ばれる時代になってきています。

ショップ側はもちろん、実は消費者側がだいぶ成熟してきたのです。かつて多数いたクレジットカードの情報が漏れるのが怖いと言う人たちもかなり少なくなりました。これからEC業界に参入するなら、商品やショップ自体のコンセプトを明確にして、ターゲットとなる消費者に対して、そのコンセプトをしっかりと提供できることがますます重要になってきています。

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